たっくんのボードゲーム日記

No.540
ならず者の脱獄
Gauner

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


カードゲームです。7人のちょっと悪い人たちです。



桃●×おり?


カードに数字が書かれていますが、これは枚数を表しています。


なので銀色の人は6枚、緑は9枚あります。

黄色い女の人は最多で24枚。




獲得したカードの種類数とカード枚数の掛け算でもらえる点数が決まります。
こんな風に取れたとすると3種類×11枚=33点となります。



さて、、最初に全てのカードをシャッフルして、10枚×3列にして並べます。



手札も配ります。
スタートプレイヤーは3枚で、その次のプレイヤーが4枚、それ以外のプレイヤーは5枚です。


※あとで説明しますが、手札は得点の対象になりません。

手番が来たら、どれか列を1つ選んで両端のどちらかからカードを取ることができます。
同じカードが連続で並んでいたら、纏めて取れます。





ということで、まあ枚数多く取れる方が良いよね、と2枚獲得してみる。



さらに、今取ったカードの隣のカードを取るのですが



これは、牢獄という名の共通の場にオープンにして脇に置いておきます。


これももし同じ色のカードが連続して置かれていた場合は、纏めて牢獄に送られます。

この牢獄に置かれたカードがラウンド終了時に分配されて、そのカードだけが得点の対象になります。
つまり、手札のカードは得点になりません。

牢獄から脱獄させた人数が多いほど勝利点になるみたいな感じですかね。


さて手札、まだ手番は終わっていません。
手札そのものは点数になりませんが、脱獄させる(得点カードをもらう)には手札を自分の前に出す必要があります。


任意の1種類のカード(何枚でも可)を出すことができます。


例えば、黄色い女の人を4人出してみました。



最後に山札から1枚引いて、カードを取ったところにオープンにして加えます。


これで1手番終了。

ゲームが進むとだんだん牢獄に悪い人(得点カード)が溜まっていきます。


牢獄に置かれたカードについて、以下のどちらかの条件を満たしたら得点計算です。(ゲームを一時中断します)
・2種類のカードがそれぞれ6枚以上になる
・6種類のカードがそれぞれ2枚以上になる

得点計算の時、自分の前に出しているカードと同じ色のカードを牢獄から受け取ります。
こんな感じで、黄色と紫のカードをオープンにしていたら、、



牢獄から同じ色のカードを全部もらえる。



で、これが得点。種類数×枚数なのでこれなら2×6=12点。


自分の前に出していたカードは得点計算に含めないので混ざらないように注意します。

あれ?2人以上のプレイヤーが同じ色のカードをオープンにしてたらどうなるの??と
でもそういうことは起きないようになってます。

例えば誰かが黄色のカードを2枚出していたとして、同じ色のカードを出すには枚数を上回るようにしなければなりません。(同数不可)



ということで黄色いカードを2枚誰かが出していたら、黄色いカードは3枚以上じゃないと出すことができません。



もともと出されていたカードは捨て札にされてしまいます。


もちろん、誰かがさらに枚数で上回って来たら自分の出したカードも捨てさせられてしまいます・・


だからと言って、一度出したカードに追加で出すことはできません。
※同じ色のカードを出すなら、前に出したカードは捨てなければなりません。




手番でやることまとめ

1.任意の列の端からカードを取って手札に加える(同じ色のカードが連続して置かれていれば纏めて取る)
2. 1で取ったところの隣のカードを刑務所に送る(これも同じ色のカードが連続して置かれていたら纏めて刑務所送り)
  →この時得点計算を発生させる条件を満たしたら3と4のアクションはできない
3.手札から1色選んで自分の前に出す(同じ色なら纏めて出せる) ※出さなくても良い(任意アクション)
4.山札から1枚引いて取った場所に加える

3以外は必須アクション


得点計算したら、各プレイヤーが自分の前に出したカードと牢獄から分配された得点カードは捨て札になります。
※手札は持ち越せます。


3回得点計算したらゲーム終了です。





Florian Racky

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

クレイジーチキンリシュリューを足したような感じのゲーム。
単純に出したカードや取ったカードが直接点数にならないところが面白い。
さらに、手札として欲しいカードとそれによって牢獄に送られるカードが連動してるので悩ましい。
しかも、牢獄に送ったカードはその時点で誰のものになるか確定してないことが多いので・・まあこの辺はあまり考え過ぎてもしょうがないかもだけど。
ただ、1色の色についてあまりに多い枚数をさっさと公開してしまうと他のプレイヤーが警戒してその色のカードを牢獄に送ってくれなくなる。
当たり前だけど^^;
かといってモタモタしてると先に公開されてしまう。
結構、1枚でも公開してしまった方が良かったりとか。3種類取れると飛躍的に得点が伸びる感じ。

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場から取ったカードがそのまま点数になるんじゃなくて、ワンクッション挟んでるところがこのゲームの一番面白いというか良いところかな。
でも、フォーセールみたいにそれが邪魔に感じてしまうこともあるのよね。
一斉入札とか同時公開系のゲームの場合は、他のプレイヤーが何を出してくるかが最大の面白味になってる場合がほとんどだから、それ以上余計なものを入れたくないと思うことが多いのかも。
そうではない、本作みたいなタイプのゲームは場から選び取ったカードがそのまま点数になってしまうだけだとちょっと直接的過ぎるのでもう少し何か考えどころが欲しくなるのかもなぁ

この点は良く出来てる。

ちょっとイマイチかなと思ったのは、手番でやることがこのサイズのゲームにしては少し多めで若干ゲームのテンポが悪いこと。
なのでプレイ人数は3人か4人くらいが良さそうかな〜

全体としてAで良さそうな感じの面白さがあるけど、とりあえずBにしておく。

2017/06/04


JohnnyBet



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