たっくんのボードゲーム日記

No.327
フォーラム ロマナム
Forum Romanum

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ボード全景 かなり小さめのボードのシンプルなアブストラクトゲームです。



各自、色を1つ決めてコマを受け取ります


ミープルみたいなのは得点マーカー用(&自分の色を表示する用)

メインで使うのは八角形のコマ8個(プレイ人数によって個数が変わります)


手番では、これらのコマをボード上に1.置く2.移動のどちらかを行います。


こんな感じですね



で、何を目指すのかというと

縦、横、斜め、同じ色のマスがコマで埋まったとき
自分の色のコマ数が単独トップの場合に、それらを構成するマス数と同じ勝利点がもらえます。




たとえば、こんな感じになったとすると黄色のマスが全部コマで埋まって
且つ緑が単独トップなので、緑のプレイヤーは構成するマス数(この場合9マス)分の勝利点がもらえる。


その他のプレイヤーは


単独最下位・・・マイナス4点
最下位タイ・・・マイナス2点ずつ


これらのマイナス点を喰らいます

1個も置いてなければ0個なので、必ず最下位になってしまう。


決算が発生したところには黒いチップを置いていきます。
1つの場所で決算は1回しか発生しません。


トップタイの場合は膠着状態となり、とりあえず決算は発生しません。

上の例だと、縦の列が青3、赤3でトップタイとなっていて膠着しています。

コマが動かされたりして均衡が崩れればもちろん決算になります。

すべての決算場所が、決算済み(黒チップが置かれている)か膠着状態になるとゲーム終了。


ゲーム終了時は、膠着状態の場所も決算します。

得点は

トップタイのプレイヤーに4点ずつ

ちなみに、マイナス点も通常通り喰らいます。





Kramer, Wolfgang
プレイ記

4人プレイ 俺は黄色


俺はラスト手番





なんかみんな真ん中に置いてきたので、乗り遅れちゃイカンと俺も真ん中の黄色いエリアに置く





そのまま黄色のエリアがコマで埋まっていき・・


そのままさっそく決算


俺「緑9点ですね」





残りの3人は仲良くマイナス2点


右から3番目の縦列が伸びてきたが


今から手を出しても美味しく無さそうなので、ほっとくことにする





結局、膠着した





んー、斜めか そこは俺も1個絡んでるけど単独トップは難しそうだなぁ








右から2列目の決算 よっしゃここは取ったぞ


さらに水色のエリアも独占状態





真ん中の横列も取りにいきたい


手薄なところが先に決算になってしまいマイナス喰らいまくり 厳しい・・





「たっくんに利しちゃうけど、しょうがないかなー」


ありがとうございまーす!


7点ゲット ようやくプラスの世界だ^^;








斜め決算 赤のフォルテさんが単独でマイナスを喰らう





しかし、右端の縦列決算で赤復活





右の方のエリアは決算が大体終わったので(一部膠着してるけど)だんだん左の方のエリアへシフト


これ、膠着しまくりな感じだなー。。


左3列、満席状態


「あれ、これもう全部膠着?」


俺「いや、横列がまだ空席ありますよー」


よし、左上から右下への斜めの決算で取った








もう緑の独走状態





横列の一番上が決算


これでもう残りは全部膠着かな?


黄色、みごとにドベ


フォルテさん「これ、手番順通りの順位になりましたね」



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

かなり古いゲームで、システムデザイン的にもいかにも古めかしい感じがするのだが・・

まあ、それはとりあえず置いておいて

これ、先手番有利過ぎなんじゃないの?^^;

後手番のプレイヤーには何かしらのハンデが欲しい。
※囲碁でいうところの"コミ"みたいな

そのへんがクリアになっていれば、もう少し高い評価でいいと思うんだけど
どうもそのへんが気になり過ぎちゃってダメかも。


けど、面白い部分もしっかりある。

まず、トップタイのところはとりあえず決算しない(膠着状態)というところ。

それで、あとになって均衡が崩れれば決算されるというのはあまり見ないシステムで面白い。


それと、一度置いたコマが移動するという点。
これ自体はそれほど特色のあるシステムじゃないんだけれど
前述の決算システムと融合することで、なかなか深い面白みを出すことに成功してる感じ。

1つのコマが複数の決算エリアに関係してて、しかも次にどこで決算が起きるか分からない
でも、決算までどれくらい近いかは分かるというのも面白い。

全体的に見て、クレタあたりとうまく融合できたらもっと面白いものになるんじゃないかと思った。


2012/12/04


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記