たっくんのボードゲーム日記

No.363
エスカレーション
Escalation

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約15

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要


カードゲームです。


スートはありません、1~13までありますが


2種類ほどちょっと特殊なカードが入ってます。




これらのカードを6枚ずつ配ります。




スタートプレイヤーから順にカードを場に出していきますが




前の手番の出したカードよりも大きい数字を出さなければなりません




同じ数字のカードなら複数枚同時に出すことができます。


これなら5+5で、10ということにできる


10を3枚ならもちろん30


どこかで必ずカードを出せないプレイヤーが出てきます。


その場合は、場に出されたカードを全て引き取らなければならない。
※手札とは別にして置きます


引き取ったカードの枚数がマイナス点になります。


カードを出した枚数に関係なく、手番の最後に山札から手札が6枚になるまで補充します。



「1-7」のカードは、ワイルドカード(1~7の好きな数字)として使えます。




△のカードをプレイすると、手番をスルーできる。


直前でどんなに大きい数字を宣言されていたとしても
このカードを出せば、カードを引き取らずに手番を次のプレイヤーにまわせます。



■ゲームの終了

山札がなくなってもゲーム終了ではありません。
誰か1人の手札が無くなったらゲーム終了です。

引き取ったカードの枚数と手札に残った枚数の合計が少ないプレイヤーの勝ち。


場に残ったカードは勝敗に関係ありません。





Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

こういうタイプのゲームなら、やっぱりカードは配り切りの方が好みかな。

たとえばパレードがイマイチで、インフェルノポイズンが面白いと感じた理由の半分くらいもそのへんにある。

手元が忙しなくなってしまうというのと、長いスパンの戦略が立てづらいというのが主なところ。

どうもジレンマの要素と運の要素が、お互いの良い部分を相殺してしまっている感じがしてもったいない。

あと、カードの1枚1枚の価値にかなり差があるのも気になる。
そういうところにも、ただの運ゲーと思われても仕方ない側面がありそう。

たぶん、クニツィア先生の狙いとしてはカードが重なるのを待つか
単独でプレイしてしまうかというジレンマを狙ってるような気がしたんだけれど
正直あまりうまく機能してないように思った。

どこまで耐えられるかを楽しむという意味では、インフェルノに近いプレイ感もそこそこあって
爽快感もあるし面白い部分ももちろん持っているとは思う。

ただやっぱり、インフェルノポイズンほどの戦略性や深みは無さそう。

ついでに言うと、カードデザインもあまり好みじゃないかな。。
なんとなくグラフィックから陰湿な印象を持ってしまって。


同じカードなら複数枚同時にプレイできるというルールは面白いと思うので
小さい数字のカードでもたくさんいっぺんに出せれば、もっと強力な効果があるとか
逆に大きい数字のカードはたくさん持っているとなにかリスクがあるとか
そういうデザインにブラッシュアップできればいいと思うんだけどな。

2013/04/01


JohnnyBet



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