たっくんのボードゲーム日記

No.82
ドルンター・ドルーバー
Drunter Drüber

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約40

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要





ボード全景、マス目にいろいろな建物が描かれています。
この建物と同じ絵のカードが1枚ずつあってプレイヤーは1人1枚
他のプレイヤーに見られないように持ちます。



ゲームの目的は、自分の建物を守ること。

ボード上の建物の絵にはそれぞれ数字が付いていて
最終的に守れた自分の建物の数字の合計が得点になります。


例えば、このカードなら赤い建物を守る、ということ。




手番では、こういうタイルをボード上に置いていきます。
1~3ブロック分のタイルがあって、これは2ブロック分。



タイルの置き方は、最初はボードの4隅からスタートして
タイルを置くたびに、タイルの最後尾にコマを移動します。
(写真上部に写ってる茶色いコマ)

次にタイルを置くときはこのコマの居るところにつなげるようにします。
※あ、、この置き方だと絵がつながってないなぁ(^^;


タイルを置いたところ。これで下にあった建物は潰されてしまいました・・・




タイルを置いたらコマを最後尾に移動。



ところどころにある、茶色い小さい建物みたいなのは公衆トイレで
これを潰すときはプレイヤー全員で潰していいかどうか投票を行います。


このカードを全員で出し合う。




NEEE:反対3票
NEE:反対2票
NE:反対1票
JAAA:賛成3票
JAA:賛成2票
JA:賛成1票
否決されれば当然タイルは置けない・・ ま、要するにタイルの置き方や、公衆トイレの投票の様子から 他のプレイヤーの建物を推理して潰していく。 逆に自分の建物は潰されないようにする。そんなゲームだ。 ★ゲームの終了★ 全員がタイルを置けなくなったらゲーム終了。 最終的に生き残った自分の建物の合計点が多い人の勝ち。
Teuber, Klaus

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

いかにも古ーいドイツゲーム、という感じ。
1991年の大賞作で、まあ実際古いゲームなんだけど。

タイルの置き方や、公衆トイレを潰すときの住民投票から
他のプレイヤーの建物を推理するプレイ感はアンダーカバーにちょっと似てる。

アンダーカバーのような淡白さはあまり感じないんだけど、
こちらはゲームとしての纏まりが若干悪いような気がする。
タイルを全員が置き切ったらゲーム終了なので、大勢が決まったところで
余ったタイルを置いていく行為は、消化試合みたいでちょっとすっきりしない。

でもまぁ、総合的な面白さとしてはまぁまぁといったところ。
最初はカモフラージュも混ぜながらさりげなく、中盤は相手の出方を探りながら
そして終盤戦はあからさまに、という感じで意外とメリハリが効いてる。
どことなく囲碁っぽいアンダーカバーというのがピッタリな感じだ。

大賞作であるし、それなりに面白いのだがちょっともう一歩何かが足りない。
タイルの準備が少々めんどくさいのかもしれない。
このくらいのプレイ感なら、もうすこしコンパクトに纏まってて欲しいところ。

あと、デザインもちょっとイマイチかなぁ。タイルの紙質も微妙。。

昔のゲームなんで、見た目も内容も、まあこんなもんなのかもしれない^^;


JohnnyBet



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