たっくんのボードゲーム日記

No.560
アレスアンボード?!
Alles an Bord?!

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


各プレイヤー、1隻ずつ船を持ちます。
甲板と船室に道具や船員、商品コマをおくことができます。



船室に置いたタイルやコマは他のプレイヤーから見えません。


倉庫タイルを置くと、その上に商品コマを2つ置けるようになります。
船室の右は商品専用のスペースです。

冒険カードです。
道具や船員で商品を得たり、商品を売ってお金に換えられるカードとかがあります。






商品1つを別の商品2つにできるカードとか。



海賊カードは取引に失敗するとペナルティがあります。
灰色の商品コマが描かれていますが、これは好きな商品コマを選べるという意味です。



お金(1、5)と宝箱(10) 商品コマ。


コインが10溜まったら、必ず宝箱に交換しなければなりません。
宝箱は船の空きスペースに起きます。 ※つまり、その分道具や商品を持てるスペースが減ります。

オウム。ゲームは2ラウンド制になっていて、後半ラウンドで負けているプレイヤーを助けてくれます。



最初にタイル類はまとめて適当にテーブルの中央に置きます。
冒険カードは緑5枚、青2枚、黒3枚、赤3枚選んでタイルの周りに伏せて並べます。



サルは何の役にも立たない邪魔タイル。



掛け声とともに冒険カードを全部めくります。



手番はありません、各自早い者勝ちで好きなタイルを探してどんどん自分の船に載せていきます。
両手を使ってはいけません。片手で1枚ずつタイルを取ります。
取ったタイルは、甲板に置いても船内に置いてもOK。

商品コマも2つだけ、船室の専用スペースに置くことができます。

一番最初に全てのスペースを埋めたら、



そのプレイヤーは13枚の冒険カードを全部集めます。


他のプレイヤーはもうカードの中身を見ることができませんが、船がいっぱいになるまでタイルや商品を積むことはできます。


冒険カードはシャッフルして上から1枚ずつめくっていきます。
めくったカードの取引をするかどうか全員同時に決めます。



取引することにしたプレイヤーは、描かれているタイルを払って


報酬をもらいます。


1枚の冒険カードから2回以上報酬をもらうことはできません。
例えば上の場合だと、船員と地図を2つずつ払って商品コマを6個もらうとかはできない。

報酬は船に積みます。載せきれない分は捨てなければなりません。



赤いカードが出て来たらめくらずにカード山の一番下に戻します。


山が全部赤いカードだけになった時、初めてめくられます。

海賊カードはめくる前に全員、取引(海賊と対決)するかどうか決めます。



対決することにしたプレイヤーが描かれているタイルを支払えない場合は、ペナルティを払わなければなりません。


対決に勝利した(タイルを支払えた)場合は、好きな商品コマを3個もらえます。

最後の3枚は赤いカード(商品をお金にできる)、ここでうまく換金することを考えます。


余った商品は1金で売却され、残ったタイル類は全て捨てなければなりません。(テーブルの中央に戻します)

これで1ラウンド終了。

一番持ち金の少ないプレイヤーはオウムチップを1枚もらえます。
これは好きなタイルの代わりとして使えます。ただし、倉庫の代わりにはできません。



2ラウンド終了時にお金を一番多く持っているプレイヤーの勝ち。





Rossi, Carlo
プレイ記

相棒、ミッチーと3人プレイ



13枚のカードをざっと確認して急いで積み込み完了!
「終わった!」


カードを素早く回収してシャッフルする。

「えーー」




とか、そういう反応があるのかと思ったら、なんか黙々と積み込みを続ける2人。

ん?
「商品コマ3つとっちゃダメだよ」

相棒「え、そうだっけ?」

相棒「倉庫の上に載せちゃダメなの?」

「商品はお一人様2個までです」





ミッチー「おわりー」


んー・・

とりあえず、上から1枚めくる。
シャベルにロープか、バッチリ確保してるぞ。



取引成立。


相棒も取引。



地図に時計か



大丈夫、持ってる。



ミッチー「取引やる」

相棒は

「あれ、やらんの?」



次、海賊船。

全員、取引(対決)することに・


「めくるよー」



海賊船対応で必要なものは一通り揃っているはず。


あれ??



ああーーーーー、時計さっき使っちゃった!



青を紫2つに換えられるカード、これはやっとくか。


確か、もう1枚の青が紫を3つの商品と換えられるやつだったはず。


来た!







ミッチー



だいぶ商品のバランスが良い感じになった。




しかし!縄と地図で5金。


あれ????地図は、あ、さっき使っちった。



ミッチー「じゃあ5金」


うーーー、この5金取れなかったのはかなり痛い。


ナワ1つで商品3つ。


ミッチー「持ってない」
相棒「取引する」


こんなもんかなーー




海賊船、確か大砲2つのがあったよね。




よっしゃー


で、最後の海賊船。なんとなく剣と乗組員だったかと、思う。
よし、行く!




撃沈・・・・・・・
みっちー「あ、無かった」



最後の緑船。


取引する(できる)のは相棒1人だけ。


そして、換金(赤)の時代。




紫の商品のカウントをしくじって、1つ取引に失敗。



1ラウンド終了


相棒、22金



みっちー、24金



たっくん、20金 オウムさんがやって来てくれました。



2ラウンド、今度はちゃんと覚えるぞ。


焦っても仕方ない気がして来たので、少しじっくりことを構えることに。


みっちー「終わったー」


え?




「この状態なんですけど・・・」


えーと、何があったっけ?・・・・・



みっちーのを参考にしつつ、海賊船は全部諦める方向で大砲とかは捨てる。




取引フェーズ


次々と海賊との戦いに勝利を収めていく相棒とみっちー。


大砲持ってないので海賊船はスルー

相棒「オウム使えば良いんじゃない?」

あ、そうか、何の代わりにでもできるんだっけ。

すっかり存在を忘れてた。

何やってるんだ、俺。


相棒の船、うーん。だいぶ差がついてしまった感じ。




しかし、、なんせ海賊船は最初から捨ててたから、何が必要だったか全く覚えてないんだよなぁ


傷口これ以上広げるだけな気がしたので、海賊船、戦わない。


あれ?



戦えば良かった。。




剣と時計で6金。欲しい!でも剣無い。



オウムが無駄にならずに済んだw




7金、ダメだ白が無い。



結果、38金




相棒、48金



みっちー40金



相棒の勝ち!



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ロッシ,カルロ作というと アルケミスト しか遊んだことなくて、でもあのゲームのインパクトは強烈だったので本作がどんなゲームに仕上がってるのか、というのは遊ぶ前からかなり気になってた。

実際遊んでみると、ツーモルトロイヤル と比較してどうかと考えてみたくなった。

インタラクションという点では ツーモルトロイヤル の方が良く出来てると思う。
あのゲームは他のプレイヤーが何をどの程度取ったかによって、自分が取るタイルを調整しなければならないので、他のプレイヤーの動向をかなり注視しなければならない。

それに対して本作は、記憶力ゲームの色合いが強くて、他のプレイヤーが何を取ったかはあくまで参考程度。
極端な話、冒険カードを完璧に覚えられれば他のプレイヤーの行動は全く関係なくなってしまう。

そうなると、船室と甲板(非公開部分と公開部分)に分かれている意味が薄く感じてしまう部分はあると思う。

もちろん、それはいち早く船の積載スペースを埋めたプレイヤーのアドバンテージのためには必要不可欠なんだけれども。
この部分、ある程度は機能してるように思えるんだけど、ちょっと消化不良気味。

うーん。

見える見えないじゃなくて マエストロ みたいに、甲板は共有物、船室は占有物みたいなシステムならどうなるだろうか?



ツーモルトロイヤル で感じたルールやコンポーネントの蛇足感が本作にはあまりなく全体的にスリムに仕上がっているのは良いなと思う。 変に陣取りと組み合わせるような構成じゃなくて、こんな感じでスッキリ仕上がっていた方が目標が立てやすく遊びやすい。 ただ、冒険カードをめくる時の「全員同時に意思決定しなければならない」というのはちょっとやりづらい。 インカの黄金 みたいな仕組みがたぶん必要。 とりあえず、使ってない商品コマを使って、コマを握る→取引する コマを握らない→取引しない ということにしてプレイしたけど。 でもなぁ、そもそも他人の動向がそこまで気になるシステムじゃない感じだし、同時決定することにどれくらい意味があるかな・・
同時進行でタイルを取っていって、誰かが終了宣言してしまえばもうカードの確認ができなくなってしまうので、その部分は他のプレイヤーの動向というか進行に、ある程度気を配る必要がある。 気を配りつつ、カードの内容を確認してリソース交換の計画を立てて、このタイルを取っておけばあの商品が確保できて、それをあの青カードで交換して・・ そういうのを考える楽しさがこのゲームの面白さの本体かなと思う。 そういうリソースマネジメント色の強いゲームって、大体まず収入があってそれを元手に道具とか建物とかを手に入れて最終的に勝利点に変換して、という感じの手順をたどることが多いと思うんだけど、大体1時間半以上かかるゲーマー向けゲームになりがち。 通常そういう時間のかかるリソース集めを同時進行でさっとやってしまうことで、ショートカットというか美味しい部分だけをギュッと凝縮することに成功しているようにも思える。 実際、30分そこそこのプレイ時間の割には重量級のゲームを遊んだような感じの満足感がある。 記憶力ゲームの要素も強いので、苦手な人も多そうですけど。 オウムはゲームバランスを崩すことない範囲で、かなり強力な救済措置なので負けてる人も後半ラウンドで十分盛り返せるチャンスがありますね。 勝ってる人は宝箱を船にいっぱい積んでて船の空きスペースが少なくなってるはずなので、勝ってる人がそのまま突っ走りにくいようになってるのも良い感じ。 まあ、短時間ゲームなので、もう1回やれば良いんじゃないかとも思いますけどw 2018/06/05
JohnnyBet



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